2019年は世界大会の多かった年。FIFA女子ワールドカップに始まり、バレーやバスケ、世界陸上にハンドボールなどなど。プレミア12での、侍ジャパンの優勝も記憶に新しいところですが、やはり今年の主役はラグビーワールドカップ。2019年のスポーツ「一人勝ち」状態で、日本中をラグビー熱で覆い尽くした1ヶ月半。僕自身も期間中はラグビーにどっぷり浸かり、自国開催の「ワールドカップ」の素晴らしさを再認識することが出来ました。
Jリーグも過去最高の動員記録を作るなど、ちょっとしたブーム再来状態。欧州のように、代表チームよりも各クラブの応援に熱が入る人も多くなり、それだけサッカー文化が成熟して来た証でしょうか。その一方で、まだまだ代表の結果頼みなのが女子。プロリーグの話も本格化して来ていますが、こちらは来年の東京オリンピックの成績と、ワールドカップ招致の成功が、大きく影響するのではないでしょうか。運命の開催地決定は5月。
2020年はもちろん東京オリンピック・パラリンピック一択。いろいろ心配事も多かったですが、ラグビーワールドカップの成功が、弾みを付けてくれたことは間違いなし。お祭り大好き日本人。チケット争奪戦の激しさから、盛り上がるのはまず間違いないでしょう。これが一過性のものでなく、「スポーツを見る文化」に繋がってくれればなにより。ただ一つ、8月開催の猛暑だけは本気で心配。スポーツ観戦に慣れていない、ご年配の方も多く訪れるでしょうから、本当に十分気をつけて欲しいものです。
オリンピック関連の新競技場も次々とオープン。新国立競技場はもちろん、有明アリーナ、水泳場、体操場やホッケー場と、一体どれだけ回れるか。京都や栃木にも新スタジアムが完成し、スタジアム巡りにも忙しい一年になりそうです。
2019年のスポーツ現地観戦は74回。
内訳は以下の通りでした。
・サッカー 48回
・フットサル 8回
・ブラインドサッカー 1回
・バスケットボール 4回
・車いすバスケ 1回
・ラグビー 4回
・野球 2回
・ソフトボール 1回
・バレーボール 1回
・アメフト 1回
・アイスホッケー 1回
・ゴールボール 1回
・柔道 1回
チケット代 合計19万7646円
それでは2019年の名勝負ベスト10です。
第10位(バスケットボール)
大会:日本代表国際試合
結果:AKATSUKI FIVE 86-83 ドイツ
場所:さいたまスーパーアリーナ
ワールドカップ直前の国際試合。「八村効果」もあり、満員のスーパーアリーナの中で、格上ドイツを逆転で撃破。
第9位(フットサル)
大会:日本女子フットサルリーグ2018 プレーオフ 準決勝
結果:府中アスレティックFCプリメイラ 5-6 さいたまサイコロ
場所:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
プレーオフ準決勝の舞台での打ち合い。両チーム合計11点が入った熱戦で、はやりフットサルは点の取り合いが面白い。
第8位(サッカー)
大会:JリーグD1 第12節
結果:浦和レッズ 2-3 湘南ベルマーレ
場所:テレビ観戦
「世紀の大誤審」を乗り越えた湘南のミラクル逆転劇。あの誤審がなければこの逆転劇は起こらなかっただろうし、結果的にこの勝利が湘南のJ1残留に繋がった?
第7位(野球)
大会:2019 MLB開幕戦
結果:シアトル・マリナーズ 5-4 オークランド・アスレチックス
場所:東京ドーム
イチロー選手の引退試合となったMLB開幕戦。正直試合内容はほとんど覚えていませんが、とくかく球場の雰囲気が凄かった。イチロー選手の最後の勇姿を見られたことに感謝。
第6位(サッカー)
大会:Eurojapan Cup
結果:横浜 F・マリノス 1-3 マンチェスター・シティ
場所:日産スタジアム
親善試合とは思えないほど、攻撃的サッカー同士の対戦はエンターテインメント度満載。同時来日していたバルセロナやチェルシーの試合よりも、ダントツに面白かった試合。
第5位(サッカー)
大会:なでしこリーグ1部 第13節
結果:日テレ・ベレーザ 2-3 浦和レッズL
場所:味の素フィールド西が丘
浦和が女王ベレーザを破り、リーグ優勝に近づいた試合。雨の中の厳しい観戦コンディションも気にならないくらい、試合にのめり込めた好勝負。
第4位(ラグビー)
大会:ラグビーワールドカップJAPN 2019
結果:ジャパン 19-12 アイルランド
場所:テレビ観戦
グループリーグ最も格上のアイルランドに対し、もはや「番狂わせ」と呼べないほどの完勝。この勝利によって、日本中が「ラグビー熱」に火がつくきっかけにもなった試合。
第3位(ラグビー)
大会:ラグビーワールドカップJAPN 2019
結果:フランス 23-21 アルゼンチン
場所:東京スタジアム
「ワールドカップ」を大満喫できた試合。異国の雰囲気溢れるスタジアムは、国歌斉唱から鳥肌モノ。試合自体も白熱して、まさに一生に一度の体験に。
第2位(サッカー)
大会:YBCルヴァンカップ 決勝
結果:北海道コンサドーレ札幌 3-3(PK4-5) 川崎フロンターレ
場所:埼玉スタジアム2002
試合開始からPK戦まで、どちらに転ぶか分からないドラマチックな試合展開。硬い試合が多くなりがちの決勝戦で、歴史に残るエンターテインメントな名勝負を見せた両チームに拍手。
第1位(ラグビー)
大会:ラグビーワールドカップJAPN 2019
結果:ジャパン 28-21 スコットランド
場所:横浜国際総合競技場
日本ラグビーが歴史を塗り替えた瞬間に居合わせた幸福感。試合自体も素晴らしかったが、スタジアムの熱狂の凄かったこと。「興奮のるつぼ」とはこのこと。
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