日本 vs イラン大会:FIFAワールドカップアジア第3代表決定戦1997結果:日本 3-2 イラン場所:ネット観戦テレビ視聴率47.9%。国民の半分が目撃した「ジョホールバルの歓喜」。この試合を語る上で、どうしても外せないのがこの4年前の「ドーハの悲劇」。当時の日本にとっては、ワールドカップは夢の舞台。その初めて夢が叶うかもしれない数秒前、イラクのヘディングシュートが放物線を描いて日本ゴールへ。「天国から地獄」とはこのこと。これ以上の衝撃は、スポーツはもちろん、ドラマや映画ですら経験したことはなし。テレビの実況アナウンサーが、しばらく言葉が出てこなかったほどの出来事。当時高校生だった自分も心底落ち込んだものだし、翌日のクラス全体の雰囲気すら暗かった...25Jun2020日本代表
日本女子代表 vs 北朝鮮大会:アテネオリンピックアジア予選2004結果:日本 3-0 北朝鮮場所:ネット観戦男子が「ドーハの悲劇」なら、女子はこの「国立の奇跡」。もちろんそれ以前から応援されていたファンも多いでしょうが、世間一般に広く「サッカー女子代表」の存在を認知されたのは、この試合からではないでしょうか。僕自身もその一人で、この日からサッカーを見る量が単純に2倍に増えたわけですから、思い出深いエポックメイキングな試合だったわけです。そんな「国立の奇跡」が16年ぶりにJFATVでネット配信。当時の女子代表はシドニー五輪を逃して暗黒時代。背水の陣で臨むアテネ五輪出場権の相手は、今まで一度も勝てていない最強の北朝鮮。これだけのシチュエーションが揃えば注目度も...10Jun2020なでしこジャパン
スポーツ名勝負 ベスト10「名勝負」の定義とは、第三者が見ても面白い試合。なでしこジャパンがドイツの人達を魅了したように、ラグビーのエディージャパンがイギリス人の心を鷲掴みしたように、どちらの応援もしていない人達を、感動させるような試合に出会った時の幸福感。そんな試合を見たいがために、中立の立場でスタジアム観戦を続けています。しかしながら、「結果が全て」「勝たなければ意味はない」とは、日本でよく聞かれるフレーズ。しかしそれは、プレーする側の言葉であって、観戦する側もそうなってしまってはもったいない。「結果が全て」の勝利至上主義が、「勝てばフィーバー、負ければ衰退」を繰り返えさせている日本のスポーツ界。勝ち負けだけなら、ネットニュースを見るだけで十分。せっかく...07Jun2020コラムピックアップ