なでしこジャパンの後任監督を勝手に考えてみたワールドカップはオリンピックのプレ大会ではなく、サッカーで最も格付けの高い大会。そこでベスト16という結果に終わった日本。このことはしっかりと反省・検証しなくてはいけないのは当然ですが、判断される立場の高倉監督が、早々に次のオリンピックに向けてコメントしているのは、大いに違和感を感じてしまいます。このことからも、高倉監督の続投は既定路線で、東京オリンピックまでが契約なのだろうと推測されますが、これほどプレッシャーのかからない代表監督も珍しいのではないでしょうか。疑問だらけだった高倉ジャパンの3年間。それでも世代交代に積極的に乗り出すなど、もちろん功績もありました。高倉監督の良かった点、悪かった点。協会はしっかりと判断した上で、続投か...28Jun2019コラム
なでしこジャパン vs オランダ大会:FIFA女子ワールドカップフランス2019結果:日本 1-2 オランダ場所:テレビ観戦4年前、ベスト16の相手がオランダに決まり、「ラッキー」と思った記憶がありますが、今回はとてもそう思えないほど両国の力関係は逆転。そんな相手をリスペクトする形で、慎重な試合の入りの日本。ここに来てようやく守備でも「組織力」が見られるようになり、連動してオランダのパスコースを封鎖。ロングボールを入れるしかないオランダの攻撃は怖さを感じず。しかし、17分にコーナーキックから失点。それでも日本は慌てることなく、ゴールキーパーから繋ぐサッカーを展開。見ている側はヒヤヒヤしましたが、20分に岩渕選手→長谷川選手→菅澤選手と流れる攻撃。43分には杉田選手...26Jun2019なでしこジャパン
日本 vs エクアドル大会:コパ・アメリカ2019結果:日本 1-1 エクアドル 場所:ネット観戦勝った方が決勝トーナメント進出のエクアドル戦。キリンチャレンジカップだったら恐れるに足らない相手だと思いますが、これが南米選手権という本気の舞台。こういう試合をどれだけ積み重ねるかが、本当の「経験」だと思いますよね。日本は15分。岡崎選手の飛び出しから、こぼれ球を中島が豪快に決めて先制。一度はオフサイド判定になりましたが、VARによって認めらる形に。岡崎選手は相手ディフェンスとのギリギリの駆け引きを、何度も繰り返している選手。その何ミリレベルの駆け引きによって、幻のゴールも多かったはず。それをしっかりと判定できるようになることは、VARの利点でもあります。し...25Jun2019日本代表
日本 vs ウルグアイ大会:コパ・アメリカ2019結果:日本 2-2 ウルグアイ場所:ネット観戦2018年のスポーツの中で、個人的に面白かった試合ベスト5に入るのが、キリンチャレンジカップのウルグアイ戦。中島・南野・堂安選手が躍動し、「新BIG3」のネーミングまでついた記憶に新しい一戦。その試合に引けを取らないどころか、それ以上の面白い試合を見せてくれた今日のウルグアイ戦。前線は岡崎選手をワントップに、中島・安倍・三好選手と並ぶ三枚。この三人の躍動感は、「新BIG3」に負けず劣らず、さしずめ「新・新BIG3」と呼びたくなるほどワクワクするプレーを披露。その中でも中島選手の推進力は、ウルグアイディフェンスですら手を焼くほどの痛快さ。25分の先制点は、柴崎...21Jun2019日本代表
なでしこジャパン vs イングランド大会:FIFA女子ワールドカップフランス2019結果:日本 0-2 イングランド場所:テレビ観戦良い試合の後にコロっと負ける。好調が継続されないのは、高倉ジャパンではよく見る光景。それはスタメンやポジションを毎試合のように変えているので、「続かない」のは当然とい言えば当然。ただワールドカップ本番ともなれば、過密日程の中で最大7試合。いかに選手を休ませながら、やりくりしていくかは監督の腕の見せどろ。予選突破が決まっている中で、一戦必勝で同じスタメンを使い続けたり、怪我がちの長谷川選手を起用していたら、逆に心配になっていたところ。その中で好調の菅澤選手や三浦選手を休ませる采配には、好感を持つことも出来ました。「立ち上がりが重要」とは試合...20Jun2019なでしこジャパン
日本 vs チリ大会:コパ・アメリカ2019結果:日本 0-4 チリ場所:ネット観戦南米選手権と言えば、トルシエジャパン時代にチンチンにされてしまった記憶が蘇ります。それから時が経ち、若手主体とは言え、U-20代表やトゥーロン国際でのU-22代表の活躍を見ていると、ある程度はやってくれるのではないかと期待感もあった試合前。しかしやっぱり強かったチリ。キリンチャレンジカップでは、ウルグアイに勝利し、コロンビアとも互角の勝負。それが「お遊び」に感じてしまうほどの、南米チームの本気度。やはり本当の強化はアウェーでこそ経験できるのだと、つくづく痛感したわけですが、これは強化試合ではなく「本大会」。立ち上がりは良い入りをした日本でしたが、41分にコーナーキッ...18Jun2019日本代表
なでしこジャパン vs スッコトランド大会:FIFA女子ワールドカップフランス2019結果:日本 2-1 スッコトランド場所:テレビ観戦返す返す痛恨だったアルゼンチン戦。初戦で勝ち点3を取りこぼしたことで、7試合を戦うためのターンオーバーをする余裕はなく、一戦必勝で臨むことが予想された試合前。それだけに高倉監督が3人を入れ変えてきたことには驚かされましたし、その「先」も見ている強気な姿勢には、期待感を抱くことができました。そして試合開始直後、猛然とプレッシングに向かう岩渕選手。早々に右サイドを突破して、遠藤選手のヘディングシュートで終わった攻撃を見て、こちらもまた強気の姿勢が見られた選手達のプレーに、「初戦とは違うぞ」と感じさせてくれた試合の入り。しかし、チャンスを作る...14Jun2019なでしこジャパン
なでしこジャパン vs アルゼンチン大会:FIFA女子ワールドカップフランス2019結果:日本 0-0 アルゼンチン場所:テレビ観戦少しの期待と大きな不安を抱えた、女子ワールドカップが開幕。期待よりも不安が上回っているのは、直近のテストマッチの出来のみならず、3年間高倉ジャパンを見てきた結果の不安。なおかつ怪我人を多く抱えた(選んだ)中で、さらに新たな怪我人の情報も。それでも本番が始まれば、今までとは別物のサッカーが見られるのではと、淡い期待も抱いていたのですが。引いて守るアルゼンチンに対し、ボール保持率で上回る日本。それでもパスを回せるのはディフェンスラインだけで、プレッシャーが厳しくなるアタッキングサードに入るとあっさりロスト。押し込んでいるように見えて、シュート...11Jun2019なでしこジャパン